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イベントレポート 海外生活の「つらい」に寄り添ってみたら。心理カウンセラー3人が見ている、海外在住者コミュニティの新しいかたち(動画あり)

テキスト:シッピー・大越彩

​ 2018年12月10日、オンライン会議室(Zoom)を利用して『海外生活の「つらい」に寄り添ってみたら。心理カウンセラー3人が見ている、海外在住者コミュニティの新しいかたち』というテーマでイベントを開催しました。

「海外こころのヘルプデスク24時」発起人であり、心理カウンセラーである秋田まきさんを中心に、フィッシャー美子さん、井藤雅子さんの心理カウンセラーお二人と共に、現在ヘルプデスク24時で実施しているアンケートの中間結果を交え、3人による見解など解説をいただきました。

​ 当日は19名の方がご参加くださいました。

 

 当日までの集計では、アンケートには200名強の声が集まり、海外に住み始めたきっかけは、全体の40%強の方が駐在員の配偶者として、30%強の方が配偶者・パートナーが外国人ということでした。更に、アンケート結果から、85%以上の方が海外生活に辛さを感じた経験があるとのことでした。また、海外に住み始めて2年未満に一番つらい時期を迎えたという声が約75%あることがわかりました。

 「つらかった内容」に関しては、 言語に関することが一番多いものの、次に多いのがキャリアについてでした。以前に比べて日本人女性がキャリアを積んでいること、キャリアを重視している結果でないかという見解が聞けました。キャリアに関しては関心の高さがうかがえるので、来年1月29日に次回のイベントとして予定しています。

 

 「つらかったときに心身に現れた症状」に関しては、「精神的に不安定になる」や「孤独感」など、気持ちに現れる場合と、「疲れやすい」や「眠れない」など体調に現れる場合がある。もしかすると男性はなかなか気づきにくく、急に体調に現れたりするかもしれないとのコメントがありました。

 

 「つらかったときに相談した相手」に関しては、「近隣に住む日本人知人・友人」が最も多く、海外でも日本人のコミュニティが存在し、価値をもたらしている、また、「相談する人はいなかった」という声も少なくなく、ヘルプデスク24時がコミュニティの一つになればとのことでした。

【具体的な声より】

『パートナーに関すること』

→どうしても、海外にいるとパートナーに頼ることが多くなりがち。銀行や保険のことなど、相手任せになってしまうことも多いが、いつ何があるか分からないので、自分で把握しておくことが重要。パートナーに頼ることが増えると、自信喪失につながることもある。いざという時、一歩踏み出せなくなってしまうこともある。

 

『子育てに関すること』

→日本人であれ、外国人であれ、パートナーと子育てに関して意見が一致しないのはありえるので、自分の意見を伝える、話し合いをすることが重要。

→日本人は奥ゆかしさもあり、周りの意見に従いがちだが、意見をはっきり言うことも重要。分かってくれなくても、意見をいうことで理解をしてくれることもある。

 

『日本に住んでいる親に関すること』

→まずは自分を大切にする!例えば、フライトアテンダントのシートベルトは乗客より安全性が高い。なぜなら、乗客を助けるためにもまず自分(フライトアテンダント)が助かる必要があるから。同じように、機内の酸素マスクもまず親がつけてから子供につける。それと同じように、まず自分の生活を安定させるのが先。親は子供の幸せが一番。なので、まずは自分の幸せを考えて。

 

→ただ、パスポートは更新しておく、などできることは準備しておくことも重要。情報を集めるなどは海外にいてもできる。どのようなサポートを受けられるかは自治体によって変わってくるが、ネットで情報収集をすることや事前に問い合わせたりはできる。また、一例として、耳が遠くなってしまって電話ができなくなってしまうということもあるので、親と電話だけでなくネットで連絡を取れるようにしておくなども重要。また日本にいる兄弟などと良い関係を日頃から取っておく。更には、海外に呼び寄せるなどできることは色々あるので、海外にいるから何もできないではない。

→完璧な子供でいたい、完璧な親でいてほしいを望まないこと。

 

最後に、海外ではコミュニティの存在が複数あったほうが良いこと、ヘルプデスクにアクセスすることで、自分の中のコミュニティが一つ増えるキッカケになるのでいつでも気楽に利用してほしいと呼びかけて、クロストークは終わりました。

その後の交流会では、小グループに分かれて、それぞれの大変だったことや、そこからどうやって抜け出したのかといった体験談のシェアが行われました。また、カウンセラーによる即興のグループカウンセリングセッションも行われました。

​イベントのご感想

とっても素晴らしかったです。 

お話を一つ一つ噛み締めながら、共感しながら、メモを取りながら聞かせていただきました。 

 

全部の皆さんの悩みを、私自身経験があるな、 私は一人じゃないんだな、

と なんか、 カタルシスを感じました。

特に印象的だったのが、離れて暮らす親との関係のお話で、

まずは自分が今いる場所で幸せでいること。その上で、できる準備をしておく。

という言葉に涙が出ました。

 

また、アンケートで寄せられた数々の海外生活のつらさを読んで、

 

普段意識にものぼってこないけれども、

自分もずっと気を張っているかも、、

 

表に出さなくても多くの人がつらさを経験しているんだな、と気づいたりもしました。

 

ヘルプデスクでカウンセリングをされている方々の

あたたかいお人柄も伝わってきて、参加してよかったです。

ありがとうございました。

海外に住み始めてどれぐらい経った頃が一番辛かったですか?の項目で

„渡航直後と一年目が多かった“ことから

まきさんのコメント「苦しくても、そういう時期は過ぎ去る」ことの証明。

希望が見える。

に、ああ、私が辛かった時にこう言ってくれる人がそばにいてくれて
話を聞いてくれたらどんなに助かったかな、と涙ぐんでしまいました。

また、「言葉ができない」という事態が「私はダメなんだ」と自信喪失に繋がる
と聞いて、「私だけじゃなかったんだな」と安心できてこのことだけでも
今日参加して良かったな!と思えました。

海外に住んでいる人の身体は常に緊張状態にあること、心や身体に症状が出て、
初めて自分の問題に気がつくことなど、私にも思い当たることがあって
そうそう、と頷いてしまいました。

私には問題を話せる人がいなくて孤立していました。

近くの日本人のコミュニティではコミュニティの中の人間関係が
日本にいる時以上に繊細で、敏感で、

肝心の夫は、外国人として生活する私の苦悩など、一笑に付して、相手にもしてくれませんでした。

どこにも行き場がなくて結局ストレスで、息子に暴言を吐いたり
手をあげたりしてしまいました。

海外こころのヘルプデスクさんのように利害関係の全くない、

第三者に顔を見せないで気軽に相談できて、

さらに、外国人として生きる苦悩をわかってくれるカウンセラーさんに
あの頃、話を聞いてもらえていたら!!

と震えるような思いでお話を聞かせていただきました。

話を聞いてもらえる、受け入れてもらえる、それだけでも助かる命がある!

このヘルプラインのお陰で辛い海外生活を乗り越えて
幸せに生きていく勇気をもらえる方がたくさんいらっしゃると思います。

これからも益々ご活躍されますように
いつも応援させていただきます!

今回のセミナー(?)では私にとってカタルシスというか
そんなに問題を抱えていたのに自分はよく外国で頑張ってきたな、と
共感してもらえて、受け入れてもらえて、認めてもらえたような感覚を覚えました。

自分だけが悩んでいるんじゃないんだな、みんな同じような悩みがあるんだな、
それを話したら、聞いてくれる人がいるんだな、という安心感をいただきました。
ありがとうございました!