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​Voice Bank

  Voice Bankとは、海外で暮らしている方や、海外で暮らしたことのある方に対して実施したアンケートに寄せられた、リアルな声(Voice)を蓄積しているアーカイブです。

 海外に住む日本人は現在135万人に達し、年々増え続けています(外務省調べ)。しかし、海外在住者同士のネットワーク構築はまだまだ始まったばかり。全体像を把握している人はいないのではないでしょうか。


 海外在住者と海外経験者は、一人一人に、その方にしかわからないドラマがあります。それぞれが、海外で感じてきたこと、葛藤してきたこと、乗り越えてきたことが豊富にあるのですが、それが必ずしも表に出ず、その方の内面でのみ人生経験として静かに消化されていくような印象があります。

 たとえ悩みを抱えたとしても、言えない・言っても理解してもらえないと感じている人が多くいます。その結果、悩みは発信されず、共有もされにくくなります。

 また、「帰国すれば解決するから」など、悩みが一時的・限定的なことも、声を表に出さず我慢をしやすくなる原因です。

 結果として、海外在住者の感じてきたことや考えてきたことは、ノウハウとして蓄積されず、アクセスできる集合情報も十分にありません。

 

 新しく海外に出た人が、ノウハウがないまま先人と同じようなことに悩み、一から孤軍奮闘が繰り返されていることが多くあります。

 もちろん、全員の悩みを解決する「万能薬」のようなものはありません。でも、それぞれが見える窓から、「海外はどんなものか(だったか)」を語ることには、計り知れない意味があると私たちは感じています。

 

​ Voice Bankはこのような思いから生まれました。蓄積すること、参照してもらうこと、一人じゃないとわかること、そしてそれについて語ること。なにより新しく来られる方に、あたたかいネットワークがあると知ってもらうこと。私たちがずっと大切にしていきたいことです。

 

 以下で海外在住者のVoiceを感じてください。

 

 ※「海外こころのヘルプデスク24時」では、相談デスクを開き、海外在住者と、渡航前・帰国後の方のお気持ちを「傾聴」しています。

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​Vol.1 海外生活でつらかったこと

2018年12月から2019年6月まで、「海外生活がつらいと感じたことはありますか?」というアンケートを実施し、240の回答が集まりました。そのうち、「つらかったときにどういう助けを求めていたか(海外こころのヘルプデスクがあったら利用したかどうか)」「具体的につらかったこと」について、寄せられた回答をアーカイブしています。

 

アンケートの全容については、トークイベント「海外生活の「つらい」に寄り添ってみたら。心理カンセラー3人が見ている、海外在住者コミュニティの新しいかたち」にて報告が行われました。イベントレポートと動画を公開していますので、ご覧ください。

 

​→イベントレポートと動画を見る。
 

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